今回はメシマコブについてご紹介させて頂きたいと思います。
メシマコブというキノコを皆様は聞いたことがおありでしょうか?健康のことを気にかけておられる方は聞いたことがあるかもしれません。実は先日お客様から「家で育てているよ」と教えていただきました。しかしそのような方は少なく、恐らく聞いたことのない人の方が多いと思います。
実はこのキノコは、私たちの健康を維持する上でとても役立つと言われています。
メシマコブとは
メシマコブとは、タバコウロコタケ科のキノコPhellinus linteus (Berk. et Curt) Aoshima の子実体で、漢方では「柔黄」と呼ばれています。
主に桑の木に寄生し、子実体の内部まで黄色であるためこの名がつけられました。生息地は、韓国、オーストラリア、フィリピンなどの温帯地域に多く見られ、日本でも生息しています。日本での名前の由来は長崎県の男女群島の女島の桑の木に生息するキノコ(木瘤)なので、メシマコブとつけられています。
漢方薬としては、子宮出血、帯下、月経不順、臓出血、五臓及び胃腸機能活性化、解毒作用、関節炎、抗ガン効果、動脈硬化、糖尿病、脳卒中、痴呆、成人病、美容、風邪、肺結核、気管支炎、喘息、免疫増強、血尿、渋り腹、陰茎痛、脱肛、下血、過労排尿以上、鼻血、胃痛、下痢、花粉症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、リュウマチなどに薬効があり、この漢方薬を飲むのなら全身を整えてくれるのです。ただし、これだけ多くのものの根拠を書いていくと、とてつもなく長くなってしまいますので、今回はこの中から抗ガン効果について様々な研究論文などを掲載した冊子、関東化学株式会社発行「THE CHEMICAL TIMES」2000 No.2 キノコ類の薬効・食効とその利用性(12)水野卓(https://www.kanto.co.jp/dcms_media/other/backno4_pdf18.pdf)から見てみたいと思います。
抗がん効果
韓国において国家プロジェクトを組んで医薬品として開発されたメシマコブタケ(柔黄)の培養菌糸体である「メシマ」カプセルが1997 年に韓国新薬として認可され、日本においてもメシマコブ菌糸体を主体とする健康食品も続々と販売されています。今回は、主に日本と韓国においての基礎研究と臨床例をもとに抗ガン効果をご紹介します。
日本においては、住友記念病院(愛知)で医学博士内藤康博(現医療法人社団内藤メディカルクリニック院長)が、50 歳男性の肺ガン末期患者にメシマを1日に2〜3g を3 回に分けて経口投与した結果、腫瘍マーカーが1ヶ月後から1.7→0.7→正常値に戻ったと報告されており、さらに金沢大学薬学部 医学博士太田富久(現金沢大学名誉教授)がメシマコブ菌糸体(メシマ)は注射だけではなく経口投与してもがんを抑制できることがマウスを使った実験で証明しています。
韓国においては、忠南大学薬学部で、マウスを使った実験の結果、脾臓のB 細胞(リンパ球の一種)とマクロファージ(白血球の一種)が増強されました。さらにマウスの抗体反応が129倍に増強した上にリンパ球形成能が3.3 倍に増強されたことで、腹腔内のリンパ球増大の誘発、がん細胞殺傷能力増強、ガン予防効果の増強を期待することができました。さらに、副作用に関する試験として、全南大学では、胃ガン20 例に適用した結果として、副作用が確認されず、むしろガン患者の免疫力(ヘルパーT 細胞)が向上したことが報告されています。
まとめ
このようにメシマコブは抗ガン効果の面だけ見てもとても私たちの体に良いことがわかります。なぜならこの実験全てを通して免疫力が向上しているからです。ですから、私たち本来の免疫力を取り戻してくれることで様々な疾患に薬効があるのです。ぜひ皆様もこんな素晴らしいメシマコブを服用して、健康的な体を手に入れましょう。
関心がある方や、詳細をご希望される方は、リストーロ薬品ホームページの「問い合わせ」のタブからお気軽にご連絡ください。